利尻山鴛泊コース往復の概要
標高差1,500m
歩行距離往復12km
往復約11時間
ツアー当日は早朝4時にお客様をお迎えに上がり、登山口へ向かいます。
鴛泊市街から約3.5kmの北麓野営場が登山口です。
5合目までは緩やかな樹林帯を進みます。
森林限界を抜けた後、6合目から徐々に傾斜が増し、7合目以降はつづら折りの急登が続きます。8合目の長官山で初めて山頂を望むことができます。ここまでおよそ4時間です。
避難小屋のある鞍部まで少し下った後、いよいよ山頂まで2時間の道のりです。
9合目から山頂までは岩場や崖地形があり、火山性の土壌によって滑りやすい箇所があるため注意が必要です。
下山時に体力を消耗しますので、登りの段階からペース配分に注意し、十分な水分とエネルギー補給を行いましょう。
下山は16時を予定しています。ホテルまでお送りいたします。
利尻山ルールについて
~自然環境の保護のためにお願いしたいこと~
利尻山は、美しい自然が広がる一方で、その環境は非常に繊細で壊れやすい特徴があります。この山を未来の世代にも残すために、登山者の皆さまに守っていただきたいルールをご案内します。
①携帯トイレを使いましょう。
→6.5合目、避難小屋、9合目に携帯トイレブースがあります。
→登山口に専用回収BOXがあり、下山後に捨てることができます。
②ストックにはゴムキャップをつけましょう。
地面をむき出しのストックで突いてしまうと、土壌が削れたり登山道が荒れたりする原因になります。ゴムキャップをつけるだけで、この影響を軽減できます。
③植物の上に座らない、踏み込まない。
利尻島ならではの希少な高山植物が数多く生息しています。これらの植物は厳しい環境の中で生きており、一度傷つけてしまうと回復には非常に長い時間がかかります。
休憩の際には、できるだけ登山道や指定されたスペースを利用し、植物の上に座ったり踏み込んだりしないようお願いいたします。
利尻山は脆く傷つきやすい山です。この山を訪れるすべての方が同じ感動を味わえるよう、自然環境の保護にご理解とご協力をいただけると幸いです。
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